
かっこいい飛行機を操縦してみたい!



世界中の空を飛んでみたい!
パイロットは、子どもたちに人気のある憧れの職業のひとつです。



旅客機だけでなく、貨物機や救助活動など、パイロットは私たちが思っている以上に幅広い分野で活躍しています。
この記事では、パイロットの仕事やパイロットになるまでの道のり、小学生・中学生・高校生の今からできることを紹介していきます。
パイロットってどんな仕事?


皆さんは「パイロット」と聞くと、どんなお仕事を想像しますか?
たとえば、旅行に行くとき、航空ショーを見たとき、その操縦席に座るパイロットの姿に憧れたことがあるかもしれません。
でも、空を飛ぶパイロットの仕事はそれだけではありません。



安全に空を飛ぶためのさまざまな仕事があり、活躍する場所も旅客機から救助活動まで幅広く広がっています。
まずは、パイロットがどんな仕事をして、どんな場所で活躍しているのかをみていきましょう!
パイロットの主な仕事


大きな旅客機の操縦席には、通常、機長と副操縦士の2人が乗っています。
離陸から着陸まで、2人は役割を分担しながら、飛行機の状態や周囲の状況を確認し、安全な運航を支えています。
飛行機には高度な自動操縦システムも備わっていますが、天候が急に変わったり、予想外のトラブルが起きたりしたときに、状況を判断して対応するのはパイロットの大切な役割です。
何百人もの乗客の命を預かり、仲間と協力しながら大きな飛行機を飛ばす。パイロットは、操縦技術だけでなく、冷静な判断力やチームワークも求められる仕事です。
パイロットが活躍する場所


同じパイロットでも、操縦する飛行機や働く場所によって、見える景色も仕事の内容も大きく変わります。
たとえば、旅客機のパイロットなら、国内のさまざまな都市を飛び回ったり、国際線で世界各国を訪れたり。
ドクターヘリのパイロットなら、医師や看護師を乗せて救急現場へ向かい、一刻を争う救命活動を空から支えます。
さらに、海外の航空会社で働くという選択肢もあります。



どんな飛行機を操縦したいか、どんな場所で活躍したいかによって、パイロットとして目指す未来も変わってきます。
パイロットになるには?


実は、図解で紹介した3つのルート以外にも、パイロットを目指す道はあります。
たとえば、自衛隊で操縦士としての訓練を受ける道や、民間のフライトスクール、海外の大学や飛行訓練学校で操縦技術を学ぶ道などです。



ただし、民間のフライトスクールで航空会社への就職に必要な資格を自費で取得する場合、訓練費用だけで数千万円かかることも。
また、海外で取得した資格を日本で使うには、必要な手続きや試験があるため、注意が必要です。


パイロットになるまでの道のりは、選ぶ進路によって大きく変わります。



特に知っておきたいのが、航空会社の自社養成パイロットと航空大学校では、受験できるタイミングが違うことです。
JALやANAの自社養成パイロットは、基本的に大学などを卒業するタイミングで採用試験を受け、入社後に操縦訓練を受けます。
一方、航空大学校は、4年制大学に2年以上在学して62単位以上を取得するなど、所定の条件を満たせば、大学卒業前でも受験できます。
つまり、一般の大学へ進学しても、途中で航空大学校を目指す道と、卒業して航空会社の自社養成を目指す道があるということです。
また、進路によって年齢制限や身体検査の基準、必要な資格なども異なります。
小学生でやっておきたいこと


パイロットには、飛行機を操縦する技術だけでなく、英語でやり取りする力や、天気・飛行機のしくみを理解する知識、周りの人と協力する力など、さまざまな力が求められます。



実は、こうした力の土台になるのが、毎日の学校の勉強や普段の生活です。
飛行機への興味を楽しみながら、今からできることを少しずつ増やしていきましょう。


毎日の学習習慣をつけよう
パイロットになるには、航空大学校や航空会社の自社養成など、さまざまな進路があります。



そこから自分に合った道を選ぶためにも、小学生のうちから基礎学力をしっかり身につけておきたいところです。
学校の授業を大切にするのはもちろん、家庭でも無理なく勉強を続けられる環境があると、学習習慣が身につきやすくなります。
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学習内容やサポートの違いを比較して、家庭に合った教材を選んでみてください。
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本を読んで知識を広げよう
飛行機は、あんなに大きくて重いのに、どうして空を飛べるのでしょうか。
空に浮かぶ雲は、どうしていろいろな形をしているのでしょう。



パイロットの仕事には、天気や風の動き、飛行機が飛ぶしくみなど、さまざまな科学の知識が関わっています。
雲の図鑑や空の不思議を紹介する本、飛行機のしくみがわかる本などを通して、身近な空の世界から興味を広げてみましょう。
英語も頑張ってみよう
世界中の空を飛ぶパイロットにとって、英語はとても大切な言葉です。
たとえば、飛行中に航空管制官と無線でやり取りするときには、決められた航空用語や表現を使って、正確に情報を伝えます。



日本の航空会社でも、国際線では英語での交信が欠かせません。
また、海外で操縦訓練を受けたり、外国の航空会社で働いたりする場合にも、英語力が大きな力になります。
小学生のうちから英語を聞いたり話したりする経験を重ねておくと、将来の可能性も広がります。
英語を楽しく学べるオンライン英会話や英語スクールを利用して、少しずつ英語に親しんでいくのもおすすめです。
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中学生になったら意識したいこと


中学生になったら、パイロットという仕事の世界をもう少し広く知ってみるのも面白そうです。
日本の航空会社だけでなく、世界にはさまざまな航空会社があり、飛んでいる路線や使用する飛行機、働き方にもそれぞれ特徴があります。



また、パイロットを目指せる大学にも、学校ごとに特色のある学びや訓練が用意されています。
将来どんな飛行機を操縦して、どんな空を飛んでみたいのか。少しずつ具体的に考えていくと、これからの進路にも新しい選択肢が見えてきます。
航空会社によって、パイロットの仕事はどう違う?


同じ航空会社でも、担当する機種や路線によって働き方は変わります。
また、パイロットの資格を取れば、どんな飛行機でも操縦できるわけではありません。
旅客機などは機種ごとに必要な資格があり、別の機種を担当するときには、新たな訓練や審査を受けます。



「いつかあの飛行機を操縦したい!」という憧れも、将来の目標のひとつになります。
海外の航空会社を目指す場合は、採用の仕組みにも違いがあります。
入社後に操縦を学ぶ養成制度を設けている会社もあれば、すでに資格や飛行経験を持つ人を募集している会社もあります。



応募に必要な資格や飛行時間、国籍・就労資格などの条件は、会社や募集枠によって異なります。
日本で経験を積んでから、海外の航空会社に挑戦する道も考えられます。
この大学のこの学部・学科がおもしろい!
「大学でパイロットを目指す」といっても、教室で飛行機のしくみを勉強するだけではありません。



実際に飛行機を操縦する訓練まで組み込まれた専攻やコースがあり、その舞台は海外にも広がっています。
アメリカに留学して日米の操縦士資格を目指す大学もあれば、旅客機が行き交う日本の空港で訓練する大学も。
どこで、どんなふうに操縦を学ぶのか。
そこまで知ると、「パイロットになりたい!」からつながる大学選びも、面白くなってきます。
東海大学 工学部 航空宇宙学科 航空操縦学専攻:アメリカに留学して、日米の操縦士資格を目指す
東海大学の航空操縦学専攻では、約1年半、アメリカのノースダコタ大学に留学して飛行訓練を受けます。
留学といっても、目的は語学だけではありません。



現地で航空知識と操縦技術を学び、日本とアメリカ、両方の操縦士資格を目指すカリキュラムです。
世界各地から集まるパイロット候補生と学び、授業でも生活でも英語を使う日々。
海外の空で訓練を重ねるという、一般的な大学留学とはひと味違う経験が待っています。
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東海大学で注目したいのが、ANAの全面的な協力のもとで、航空会社の運航につながる教育を受けられることです。
飛行機を操縦できることと、乗客を乗せて安全に運航できること。
その間には、操縦技術だけでは埋められない学びがあります。
帰国後は、飛行訓練装置を使って日本での安全で効率的な運航を学ぶほか、「CRM」というチームで安全を守るための授業も受けます。
これは、操縦士同士や客室乗務員などが情報を共有し、協力して判断するための考え方。
操縦の資格を目指すだけでなく、航空会社で働くパイロットに必要な力まで学ぶところが、この専攻の魅力です。
崇城大学 工学部 宇宙航空システム工学科 航空操縦学専攻:旅客機が行き交う空港で操縦を学ぶ
崇城大学の航空操縦学専攻では、大学の教員から直接指導を受けながら、パイロットを目指します。



操縦訓練を外部のフライトスクールに委託せず、大学のスタッフが教育・訓練を担当。
航空会社のパイロット出身者をはじめ、豊富な飛行経験や指導経験を持つ教員がそろっています。
飛行機の操縦方法だけでなく、周囲の状況を読み、安全に飛ぶための判断も学ぶのがパイロットの訓練。
実際の運航現場を知る教員から、その経験に基づいた指導を受けられる環境です。
💡 この大学のここがすごい!



崇城大学で驚くのが、旅客機が離着陸する阿蘇くまもと空港で、学生も操縦訓練を行うことです。
空港に隣接する「空港キャンパス」があり、訓練機は航空会社の飛行機に交じって飛びます。
空港を見学するのではなく、自分が操縦する側として、その運航環境に入るということです。
そこでは、管制官と交信し、ほかの飛行機の動きも踏まえながら、離着陸や飛行中の状況を判断します。
将来パイロットとして働く空港が、学生時代から学びの舞台になる。
これは、飛行機が好きな子どもにとって、想像するだけでも胸が弾む大学ではないでしょうか。
桜美林大学 航空学群 フライト・オペレーション(パイロット養成)コース:仲間と寮生活を送り、アリゾナの空で訓練する



桜美林大学のパイロット養成コースは、同じ夢を持つ仲間と、4年間の寮生活を送りながら学ぶのが特徴です。
1年次に航空力学や気象、航空法規などの基礎を学び、2年次の秋からはアメリカ・アリゾナ州で本格的な飛行訓練へ。
英語を使う環境で、操縦技術と航空の現場で必要な英語を身につけていきます。
授業や訓練だけでなく、日々の生活も仲間と共にする大学生活。
互いに協力する経験も、チームで安全を守るパイロットになるための学びにつながっています。
💡 この大学のここがすごい!
桜美林大学で注目したいのが、大学の中に、ボーイング737やエアバスA320の操縦・操作を学ぶ訓練装置があることです。
どちらも、航空会社で使われている旅客機の機種。



ボーイング737の飛行訓練装置や、エアバスA320の操作手順を学ぶ装置を使って、運航に必要な対応を学べます。
小型の訓練機で操縦の基礎を身につけるだけでなく、旅客機を想定した学びにも取り組める。
「いつか大きな旅客機を操縦したい!」という憧れを、大学の設備や授業と結びつけてイメージできるところが魅力です。



名前に「大学」とついていますが、航空大学校は、一般的な4年制大学とは異なる、国が設けたパイロットを育てるための学校です。
宮崎・帯広・仙台の3か所を移りながら、航空の知識と操縦技術を学びます。
ただし、高校卒業直後には入学できず、大学などで所定の条件を満たしてから受験する仕組み。
航空系以外の学部から目指すこともできます。
注目したいのが、卒業生の約96%が就職しているという実績。



2027年版の学校案内では、63〜68回生の卒業生524人のうち、502人が就職しています。
就職先にはANAやJALなどが並び、学校も求人情報の提供や模擬面接でサポートしています。
航空会社に採用されたあとは、さらに訓練や審査を経て、副操縦士として乗務することを目指します。
※就職実績は2026年2月18日時点。約96%は公表人数から算出した卒業生の就職率で、官公庁などへの就職も含みます。
入学者全員がパイロットになれる割合を示すものではありません。
行きたい学校を選べる学力をつけよう
「この大学で操縦を学んでみたい!」と思ったら、そこへ進むための勉強も気になります。



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高校生になったら考えたい進路


高校生になったら、「パイロットになりたい!」という夢を、具体的な進路につなげていく時期です。
操縦を学ぶまでの道筋と、志望先の入試科目・出願条件を整理するとともに、



夢の実現に向けた勉強を支えるサービスや、その選び方も紹介します。
パイロットになるための進路を具体的に考えよう
パイロットになるにはいくつかの道があります。



大学で操縦を学ぶのか、一般的な大学に進んでから別の学校や航空会社を目指すのかなど、途中の分岐もさまざま。
まずは、進学から操縦を学ぶまでの流れを図解で整理してみました。


進路選びで押さえておきたいのが、操縦士資格を取ることと、航空会社に就職することは別だという点です。



学校で必要な資格を取得しても、航空会社で働くには、その会社の採用試験に合格する必要があります。
そのため、操縦を学ぶ学校を選ぶときは、取れる資格や費用に加えて、航空会社への就職実績や就職支援も確認したいところ。
採用条件は会社や募集枠によって異なるので、学校の説明会や航空会社の採用情報で、その先の道のりまで確認しておくことをお勧めします。
入試科目・入試方式を早めに確認しよう
志望する大学が見えてきたら、次に確認したいのが入試科目と入試方式です。
同じ大学でも、学部や専攻、受験する方式によって、必要な科目や出願条件は変わります。



一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜など、受験のチャンスもさまざま。
ただし、大学全体で実施している方式が、パイロット養成課程でも使えるとは限りません。





さらに、操縦を学ぶ専攻やコースには、英語資格の基準や航空身体検査、適性検査など、学科試験以外の条件が設けられている場合もあります。
志望する課程の募集要項で、受験科目とあわせて確認しておきたいところです。
「自分にはどの入試方式が合うのか」「志望校に向けて、どの科目を伸ばす必要があるのか」。
こうした具体的な受験対策は、プロに相談するのも一つの方法です。
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パイロットになりたい!まとめ


かっこいい飛行機を操縦してみたい!
世界中の空を飛んでみたい!
そんな憧れから大学や仕事の世界を調べていくと、思っていた以上にいろいろな道が見えてきます。



海外で飛行訓練を受ける大学も、旅客機が行き交う空港で学べる大学も「ここで学んでみたい!」という新しい目標が見つかるかもしれません。
今、学校で学んでいる英語や数学、理科も、その道につながっています。
将来の操縦席を思い浮かべると、いつもの勉強が少し違って見えてきそうです。
子どもの「パイロットになりたい!」をきっかけに、親子でまだ知らない学校や空の仕事に出会ってもらえたらうれしいです。

























